贖罪の1オンス=*＾-＾*=♪

ちかごろ、読書時間が減って読むスピードがダウンしていたので、久しぶりの読書です

贖罪の1オンス
保科昌彦：著　　3月発行

『企業の論理か、おのれの正義か』という帯に書かれたフレーズにひかれて、手にとってみました。

　老舗おもちゃメーカーに届いた脅迫メール。「2億円に相当する金貨を1週間以内に用意しろ」と・・・。
お客様相談室の佐伯は、警察の協力を仰ぐよう訴えるのですが、極秘に犯人と接触するようにと会社は指示してきました。
風評被害を恐れて、消費者の安全は考えないという閉鎖的な体質。
家族のためにと会社のやり方に疑問を持ちつつ、調査をすすめていく佐伯でした。

　
ちょうどそのころ、佐伯の娘は学校で自分の考えを貫こうと、大変な試練に立ち向かっていました。そんな娘に、 信念を貫くことは大切なことだと諭す佐伯だったのですが、『自分はどうか？』と思うようになり、今の行動が正しいのかと悩みつつも、犯人へと近づいていくのでした。

　この会社のように、自社がよければという考えって・・・・今の政治にもチラチラと見えたり見えなかったり・・・。などと考えながら会社の行動に憤ったりしながら読んでいきました。
この会社も全部が悪いわけではなく、ほんの一部の人間の勝手な判断によるものでした。

今の社会も、何かにつけほんの一部の者のために、組織全部が悪いとみてしまいがちになるかもなぁなどとも、おもいました。
その組織の中で、佐伯のように家族を守るためにと、翻弄され、葛藤する人も居ますよね。たぶん多くのサラーマンがそうではないかと・・・。

できれば、どちらの立場にもならずに、平穏に暮らしたいと思う私もまた、この会社と同じく自分のことだけ考えていることになってしまいますよね
この本を読み終わって、思わずこんなことを自問自答してしまいました

コメント 8

おはようございます
(^^)/

by はくちゃん (2011-07-20 08:30) 

滅私奉公が日本のサラリーマンの代名詞でしたが、
今は、少なからず変わって来たのではないでしょうか。
by 未来 (2011-07-20 08:55) 

本を読んで感じること・・・・人それぞれでしょうが・・
その時の自分の気持ちが出ることがあります。
それを感じ取るのも面白いですよね。
自己分析が好きなもので・・・＾＾；
by hatumi30331 (2011-07-20 11:15) 

こんにちは。
ここに描かれた内容は･･･まさに今の日本の状況に即したもの。
月夜星さんの記事からだけでも、考えさせられることは多いです。
面倒な事には関わりたくない、重要な決断からは誰もが逃げたいと思うものです。
と言っても、それが仕事とあればそうも行かない事実も想像されると言うもの。

本は読んでいるものの･･･文章にまとめてブログにアップする事が出来ずにいる私です。
by hana2011 (2011-07-20 15:35) 

お昼休みに久し振りに歴史関係の本を読みましたが
１０分で睡魔に襲われてダウンしてしまいました(汗)。
by ため息の午後 (2011-07-20 20:30) 

面白そうな本ですね！
いつか文庫になったらチャレンジしてみたいです☆
by non_0101 (2011-07-20 23:25) 

こんばんわ＾＾
いつもnice&コメントありがとうございます(ﾟ０ﾟ)(｡_｡)ﾍﾟｺｯ

はくちゃんさん：
いつもありがとうございます＾＾

未来さん：
確かに、変わってきましたね＾＾；

hatumi30331さん：
本を読んだときの、自分が置かれている状態によって、感じ方が違うことあるんです・・・・。
自分って一貫性がないのかなぁとか、流されやすいなぁとか、感じたりするんですよ。
こんな私を、時々分析してください＾＾

hana2011さん：
最近、本を読むと、現実と照らし合わせてしまう傾向が・・・。
でも、想像することで、希望を持ったり、自分に厳しくと思い直したり、いろいろしてますｗ

私は文章にするのが上手くないので、こういう感想をまとめて、載せるのちょっと恥ずかしかったりするんですが、これも勉強になっていいかもと思いながら、書いてますｗ

ため息の午後さん：
１０分読めれば、最高です^^

non_0101さん：
映画をよく鑑賞されるnon_0101さんなので、こういうものも、映像化して読まれるのでしょうか＾＾


by 月夜空 (2011-07-20 23:57) 

面白そうな内容ですね、
じっくり読んでみたくなりますね。
by pandan (2011-07-21 07:43)